一度でいいから、会社の女と遊んでみたい
「あの子を抱いてみたいね」「いや、あの子もすてがたいぜ」
男性社員としては、ぜひとも”味見”をしてみたいのが同じ社のギャル。しかし、誘いかたひとつで天国と地獄の分かれ道となってしまうのだ。
会社動めをしていると、上司や先輩から、「外でいくら遊んでもいいけど、会社の女にだけは手を出すんじやないぞ」なんて、よくいわれる。そのわけは、バレてしまったときに、「この野郎、一人でうまいことやりやがって」と、みんなに嫉妬されるからのようだ。
ところで、オフィス・ラブがバレるのは、女性のやっかみかららしい。なぜかというと、一人の女とぽっかりやっているから。バレないためには、一人とやったら二人とやる。三人でも四人でも、バンバン会社の女に手をつけてしまう。全員とやってしまえば、不倫のことなんか話題にしてバレると恥ずかしいので、だれもウワサにしない。
「私の友人で、さる大手商事会社に動めている男がおります。この男は、慶応ボーイの非常な美男子で、じつに女にモテる。次から次と会社の女に手を出して、タダだと気が引けるというので、いつもハンカチを一枚、女にあげていました。
女とやらしてもらったときに、なんでもいいから何かあげるというのはいいことです。一回一回にけじめがつくし、あとで何かいわれても言い訳ができる。
ところがある日、美男子の私の友人は、ハンカチをやるのがもったいなくなって、ある女にやらなかった。それまでは、のべつやりまくっていたのに、たった一度、ハンカチを惜しんだぱっかりに、彼は女の嫉妬や見栄やうらみの渦に巻きこまれ、ついには秘密にしていた関係までバレてしまったのです。
くれぐれも、ハンカチを惜しんで女にやらないというような、バカな真似はしないようにいたしましょう」(嵐山光三郎氏)
よく、週刊誌に、「私は人気タレントA氏の愛人だった」なんて告白手記が載る。「ヒエー、あいつがこんな美人と!?」
とびっくりしたりするが、これは、その男がやらなくなったから、女がしゃべったのだ。やってるうちはこんな手記など書かれないが、面倒くさくなって足が遠のくと、そんな告白をペラペラ公開されてしまう。
つまり、一度やったからには、週一回とか月二回とか、周期的にやりつづけなければいけない。途中でやめてしまうと、女に告発されてしまうことがある。それを嵐山さんは注意しているのだ。
したがって、一人でも二人でも、三人でも、とにかくやったら最後までやりつづける。
これが、職場でパレないための、男の生きる道なのだそうだ。
でも、それって、ひどく大変みたい。
やっぱり、会社の女にだけは手を出さないほうがいいんじゃないの。